2023.12.12 ご挨拶(新メンバーを迎えました)
12月1日付けで、宇田新一(うだしんいち)弁理士が入所しました。
宇田弁理士は、大学および大学院で化学を修めた後、化学メーカーでの研究職を経て2006年に弁理士登録、一貫して特許事務所にて実務経験を重ねております。
弊所といたしましては、宇田弁理士を迎えて、一層幅広く、緻密な知財業務をお客様に提供できるよう努力して参ります。皆様におかれましては、これまで同様、ご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
改めてご挨拶をさせて頂くべきところではありますが、まずはこのブログにてご報告とご挨拶を申し上げます。
宇田弁理士よりご挨拶
2023年12月1日よりK&T特許商標事務所に移籍しました宇田新一です。弁理士になって17年経ちました。特許事務所の前は、化学メーカーで研究開発業務に従事しました。特許を巡る紛争、および出願戦略を目の前で見てきました。新製品の上市に先立つ出願戦略、他社特許への攻撃、さらには、優れた処方をあえなく変更をせざるを得なかったこと、さらには、一つのメーカーが防御できず、あえなく製造販売できなくなったことを、今でも鮮明に記憶しています。その中で、弁理士が果たす役割に興味を持ち、この業界に飛び込んだ次第です。
クライアント様の置かれた状況は千差万別であり、しかも、情報が限られている中で、適切なアドバイスすることは難しいことであり、現在でも、苦心することころです。クライアント様のご希望の権利に結び付けられるよう、これからも精進する所存です。どうか宜しくお願い申し上げます。
弁理士 宇田 新一
***以下、ブログ担当より***
ブログ担当より、宇田弁理士にプチインタビューしました。
急なお願いに対して、何を言ったらいいかな・・と考えつつ穏やかにお話ししてくださった様子をお伝えします。
「ご専門やご経験分野は?」
―――幅広く経験していますが、主には樹脂を含む化学一般、化学装置などです。化学メーカーで研究職4年の後、特許事務所に移って19年になります。弁理士として17年間頑張ってきました。
「ご自身の特徴、アピールを言うとすれば?」
―――何を言ったらいいかな・・・(しばし考え込む)・・・私は登山が好きなのですが、登山には忍耐が必要ですよね。このこととつなげて、以前から、「登山で養った忍耐力を生かして中間対応がんばります」と言っています(笑)。また、メーカー勤務時の自分自身の経験から、発明者の気持ちや特許問題に対面する会社の状況を理解できることは強みかと思います。
「研究職から知財業界に移ったきっかけなどは?」
―――メーカー勤務時、他社特許対応に関わるグループに所属し、特許のために社内の多くの人が動き、場合によっては会社全体が影響を受けることを見てきました。その中で弁理士の存在を知り、興味を持ちました。特に、弁理士の判断の重みを目の当たりにして強い印象を受けました。
「日々、お仕事をされる中で楽しいと思うのはどのような時ですか?」
―――新規出願でも中間対応でも、先行技術との相違点を見つけて特許性を見出した時です。またその内容をクライアント様に提案できるときに嬉しく思います。
ほかには、外国の代理人とお酒を飲みながら話すのが楽しいです。書面のやり取りではなかなか分かり得ない代理人の人柄などを知って、外国業務をより円滑に進めることにつながります。
<ブログ担当より>
ともすれば空中戦にもなる知的財産の世界ですが、宇田さんの真摯なお仕事はご自身のリアルな経験に根差すものなのだなと感じ入りました。弊所を選んでくださったことをうれしく思います。宇田さん、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。